挑戦の動機

鵠沼で生まれ育ち、40年以上を藤沢で暮らしてきました。藤沢は幅広い世代にとって暮らしやすい街だと思います。

けれど都内等の色々な企業で働いた経験を活かしながら、鵠沼の介護施設に管理者として勤めた13年半で、はたしてこの現場の声は行政に届いているのだろうかと感じることが幾つもありました。

その間に千葉にいた義母の介護を我が家ですることになり、当事者として他の自治体のサービスを知ることで、介護の現場は市政や地域の影響を強く受けるものだと実感しました。

藤沢市への提出書類は他の自治体では必要ないものがあったり書式が違ったりするなど、働く側には負担が増えます。障害者の方の緊急連絡に関わることでも、近隣の自治体にはある仕組みがまだ藤沢市にはないことがあります。

現場の声が届いて、働く側の負担が減れば余裕ができ、サービスの質の向上につながります。他の自治体の現状も聴き、良い仕組みならどんどん取り入れることで福祉が充実していくはずです。


「こうだったら助かるのに」「こうだったらあの人のためになるのでは?」


これは介護の現場だけでなく、多種多様な現場で起こっていることではないでしょうか。

現場での経験と、他人の思いや立場をじっくり考える想像力、これらから出た声を市政にどんどん届けることが、藤沢でより良い暮らしを続けるためには必要なのではないかと考えました。 

一人の声では届かなくとも、様々な現場にいる市民の皆さんの声を聞き、市政に届けたい、このような想いで藤沢ベターライフチャレンジを立ち上げました。

私は航空会社・出版社・飲食店・園芸店・化粧品会社という様々な職場で働き、その経験は、介護の仕事に携わるにあたり非常に役立ちました。現場での経験そしてそこから生まれる声は、他の現場にも必ず役立ちます。

今回のチャレンジは介護をきっかけに立ち上げましたが、藤沢での暮らしをより良くしていくためには、様々な現場からの声が必要です。このチャレンジに皆様の声をお寄せいただけませんか。



藤沢ベターライフチャレンジの提言

Fujisaswa Better Life Challenge

介護業界で働く人の作業負担の軽減

文書の共通化・ITの導入支援と基礎研修など

認知症・若年性認知症・パーキンソン病などの理解の啓蒙活動

病気に対する理解やまわりのサポートは、尊厳をもって自分らしくより良く暮らすことにとても重要です。市では色々な取り組みがされていますが、当事者やその家族、そして地域の様々な人にもっと届いてほしい情報があると感じます。

障害者へのサービスのアップデート

他の自治体の実態も調査して必要と思われるサービス、仕組みは早急に取り入れる。

動物愛護の啓蒙活動

犬猫好きとして、動物好きな人もそうでない人も、より良く暮らせる藤沢であるために正しい飼育環境の普及や、保護犬・保護猫・地域猫への理解、災害時の対応について啓蒙活動を強化する。

FUJISAWA BETTERLIFE CHALLENGE

現場の声を市政へ!より良い暮らしに“想像力”を

挑戦者

山田 朋子 やまだ ともこ

TOMOKO YAMADA

経歴

1966年 藤沢市鵠沼に生まれる
1973年 兵庫県西宮市 鳴尾小学校入学
     藤沢市 鵠沼小学校転入
1974年  湘南白百合学園小学校転入
1985年 湘南白百合学園高等学校卒業
1990年 慶應義塾大学 文学部 図書館情報学科卒業

職歴

1990年~1995年 日本航空 国際客室乗務員として勤務
1995年~1997年 日経ホーム出版社 日経トレンディにて編集アシスタントとして勤務
1998年~2000年 川崎市宮前区のイタリアンレストラン『ラ・ボニータ』にてホールチーフとして勤務
2000年~2002年 東京都世田谷区の園芸店『ガーデンメッセ』に勤務
2002年~2004年 上記園芸店の千住店に店長として勤務
2004年~2008年 東京都足立区のニッピコラーゲン化粧品に新規事業部マネージャーとして勤務
2009年~2022年 藤沢市 医療法人社団かわしま神経内科運営の『くげぬま松が岡デイセンター』(地域密着型通所介護)にて管理者として勤務
2020年~     株式会社GiveFirst  取締役に就任

資格

介護福祉士
認知症ケア専門士
愛玩動物飼養管理士
グリーンアドバイザー
唎酒師

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