鵠沼で生まれ育ち、40年以上を藤沢で暮らしてきました。藤沢は幅広い世代にとって暮らしやすい街だと思います。

けれど都内の企業等で勤務したのち、鵠沼の介護施設に管理者として働いた直近の13年半で、はたしてこの「現場」の声は行政に届いているのだろうかと疑問に思うことがありました。

その間に千葉にいた義母の介護を我が家ですることになり、当事者として他の自治体のサービスを知ることで、介護は市政や地域の影響を強く受けるものだと実感しました。

藤沢市への提出書類には他の自治体では必要ないものがあったり書式が違ったりすることは、働く側には負担が増えます。
障がいのある方の緊急連絡に関わることでも、近隣の自治体にはある仕組みがまだ藤沢市にはないことがあります。

さまざまな「現場」にあるこうした小さな声が市政に届いて具体的な改善につながれば、働く側の負担が減り、サービスの質の向上につながります。
他の自治体の現状も聴き、良い仕組みならどんどん取り入れることで福祉が充実していくはずです。

「こうだったらもっと仕事に集中できるのに」
「こうなればあの人のためになるのでは？」

これは介護の「現場」だけでなく、多種多様な「現場」で起こっていることではないでしょうか。

私は、市民一人ひとりが職場や生活の場にあるこうした小さな声を見過ごさず、どんどん市政に届けることが藤沢の暮らしをより良くしていくことにつながると思い、藤沢ベターライフチャレンジを立ち上げました。

これは世代を問わず、市民のみなさんすべてが主役となって取り組める活動だと信じています。

ぜひこのチャレンジに皆様の声をお寄せいただけませんか。